札幌での人事評価制度の構築・運用支援|組織全体の生産性を高める仕組みづくり
なぜ社員数が40名を超えると、右腕候補のエース社員が突然辞めるのか?
創業から今日まで、経営者様は誰よりも先頭に立ち、情熱を持って会社を引っ張ってこられたことと思います。その圧倒的な熱量と、社員への「情」があったからこそ、会社はここまで成長してきました。これは並大抵の努力で成し遂げられることではありません。
しかし、社員数が40名の壁に差し掛かった頃、最も信頼していたはずのエース社員や、これから右腕に育てようとしていた優秀な若手が、ある日突然、「辞めさせてください」と言ってくる。そんな理不尽な痛みを経験したことはないでしょうか。
「給料も上げているし、飲みに連れて行って話も聞いている。それなのに、なぜなんだ?」
優秀な人材が離職してしまう理由は、決して愛情の不足ではありません。立ち上げ期(10名〜20名)を支えた、頭の中だけの評価(どんぶり勘定)や、ノリと気合いによる組織運営が、40名という規模に対して限界を迎えている合図なのです。
「どんぶり勘定」の評価が優秀な人材の離職を招く
社員数が少ない規模であれば、「社長が頑張りを見てくれている」という信頼関係(ノリと情)だけで組織は回ります。しかし、40名を超えると、経営者の目はどうしても全員には届かなくなります。
ここで中小企業が陥りがちなのが、大企業を真似た複雑な評価制度を入れて失敗するパターンです。中小企業に必要なのは、精緻な公平性ではありません。「誰が、どうすれば評価されるのか」という、ポイントを絞った分かりやすい共通の評価基準です。
評価項目は、複雑な能力基準である必要はありません。「こういう行動をとる社員を評価したい」「こういう組織にしていきたい」という、経営ビジョンや具体的な行動指針で構わないのです。
一番危険なのは、その基準が明文化されず、その日の気分や印象で変わってしまうように現場に映ることです。理不尽を嫌う優秀なエース社員ほど、「何を頑張ればいいのか分からない不透明さ」に絶望し、会社を離れていってしまいます。この評価の仕組みを整えない限り、いくら研修を重ねても根本的な解決には至りません。
「人望がある人間」を管理職にするという落とし穴
組織が大きくなると、経営者一人の目では現場を管理しきれなくなります。そこで多くの場合、現場で最も人当たりが良く、みんなの愚痴を聞いてくれる「人望のある社員」を管理職に抜擢します。
実は、これが組織崩壊の最初の引き金になりかねません。
「人の心に寄り添うこと(感情のケア)」と、「決まったルールを毅然と執行すること(組織運営)」は、全く異なる能力だからです。
明確な基準がないまま引き上げられた管理職は、部下に嫌われることを恐れ、評価を甘くしたり、ルールの違反を見過ごしたりしがちです。結果として、真面目に成果を出している優秀なエース社員から見れば、「頑張っても、サボっても同じように扱われる理不尽な組織」に映ります。エース社員は、このルールの不在に絶望して去っていくのです。
解決策:経営の価値観を「全体の生産性を上げる仕組み」に変える
社員数が40名を超えた組織においては、経営者様の頭の中にある「こういう社員に応えたい」という価値観を、誰もが迷わず動ける客観的なルール(就業規則と評価制度)に翻訳していくことが求められます。
当オフィスでは、評価基準がその日の気分でブレない「一貫性」を保ちつつも、経営環境の変化に合わせて柔軟にアップデートできる体制づくりを重視しています。一部の優秀な社員だけに依存するのではなく、組織全体の底上げを図るために、次の3つの軸を連動させて構築します。
組織全体の生産性を高める3つの段階
1
経営ビジョンの明文化
(基準の確立)
社長のビジョンや価値観をベースに、ポイントを絞った分かりやすい評価項目を完全に見える化します。
2
運営の仕組み化
(ルールの執行)
感情のケアを行うラインと、業務の管理(評価)を行うラインを正しく分けて組織を設計し、ルールを形骸化させません。
3
定期面談の定着
(組織の底上げ)
社長の想いを現場に正しく浸透させ、社員全体の生産性を引き上げるための「対話(1on1面談)」の手法を社内に定着させます。
中小企業の人事評価において、評価の低い人を無理に納得させることは実務上不可能です。本当に大切なのは、「特定の優秀な社員に依存することなく、仕組みによって組織全体の生産性を引き上げていくこと」にあります。そして、頑張っている社員が不透明な評価による理不尽さを感じない環境を創ることです。
社会保険労務士としての確かな法的知識に、国家資格キャリアコンサルタントとしての「対話の知見」を掛け合わせる。これが当オフィスの最大の強みです。
一方的な正論や理想論を押し付けるのではなく、経営者様の熱い想いをブレない仕組みに落とし込み、次の100名企業を目指す一歩を全力で伴走いたします。
助成金を活用し、持続可能な「組織の仕組み」を構築したい経営者様へ
当オフィスでは、日々の手続きのサポートから、人事評価制度や就業規則による組織の土台づくりまで幅広く対応いたします。
仕組み化に向けて、まずは無理なく一歩を踏み出したい経営者様は、ぜひお気軽にご相談ください。
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