札幌の介護離職防止・両立支援サポート|両立支援等助成金〈介護離職防止支援コース〉
2026年8月27日更新
育児休業の次は、介護休業です
育児休業は、この10年でどの会社にも定着しました。一方、介護休業を実際に取得した例がある会社は、いまだにごくわずかです。制度はあるのに、使われていない。これが介護休業の現状です。
介護離職は、40代・50代から静かに始まります
介護に直面するのは、多くの場合40代・50代です。会社にとっては、現場を任せている中堅・管理職の年代にあたります。
育児と違って、介護は予定が立ちません。ある日突然始まり、いつ終わるかも分からない。そして本人は、なかなか会社に言い出しません。「迷惑をかけたくない」「言っても仕方がない」と抱え込み、限界が来たときに退職を申し出ます。
会社が事情を知ったときには、もう本人の中で結論が出ている。これが介護離職の典型的な流れです。優秀な社員ほど、周囲に負担をかけまいとして、静かに去っていきます。
40歳になった従業員への情報提供が、義務になりました
育児・介護休業法の改正により、従業員が40歳に達したときに、介護休業制度や支援制度について情報提供を行うことが事業主の義務となりました。
介護保険料の負担が始まる年齢に合わせ、まだ介護に直面していない段階で制度を知ってもらう。「いざというときに使える仕組みがある」と分かっていれば、抱え込まずに相談してもらえる。そういう趣旨の改正です。
ただ、この情報提供を実際にきちんと行えている会社は、まだ多くありません。就業規則に規定があっても、その中身を従業員に説明できる状態になっている会社は、さらに限られます。
浸透していない今だからこそ、差がつきます
育児休業が当たり前になったいま、「育休が取れます」は採用の決め手になりません。どの会社も同じだからです。
一方、介護休業はまだそうなっていません。「親の介護になっても辞めなくていい会社」は、40代・50代の転職市場では希少です。そして自社の社員にとっても、将来の不安が一つ減ります。
国がこのコースに手厚い助成額を設定しているのも、まさにまだ浸透していないからです。取り組む会社が増えれば、助成の必要性は薄れていきます。制度が行き渡る前に整えた会社が、採用でも定着でも先行することになります。
介護は、一人ひとり事情がまったく異なります。
同居か別居か、他に見る人がいるか、施設に入れるのか、認知症なのか。必要な支援は、休業なのか、時短なのか、在宅なのか、あるいは中抜けを認めることなのか。制度を作っただけでは足りず、その方の状況に合わせて選べる形にしておくことが要になります。
そして、社員が相談してくるのは、たいてい限界が近づいてからです。その前に「うちにはこういう制度がある」と伝えておくこと。これができている会社は、実際にはまだ少ないのが現状です。
両立支援等助成金〈介護離職防止支援コース〉
両立支援等助成金(介護離職防止支援コース)とは、家族の介護に直面した従業員が離職せずに働き続けられるよう、介護休業や短時間勤務などの制度を利用させた中小企業の事業主に対して支給される、厚生労働省の助成金です。
介護休業、介護両立支援制度、業務代替支援、介護休暇制度有給化支援の4区分で構成されています。取り組みの内容に応じて、1人あたり最大130万円と、事業主単位の加算が支給されます。
※介護休業・介護両立支援制度・業務代替支援は1人あたりの額、介護休暇制度有給化支援と加算は1事業主あたりの額です。
※上記はいずれも制度上の上限額です。実際の支給額は取り組みの内容や日数によって異なります。
この助成金には、実際に介護休業を取得した方がいなくても対象になる区分もあります。介護休暇を有給とする制度を導入し、利用者が出た場合が該当します。
ただし、区分ごとに要件と期限が異なり、動き出す順序を誤ると対象になりません。社員から相談を受けた時点で、すでに間に合わない区分が出てくることもあります。あらかじめ整えておくことをお勧めしています。
当オフィスがお引き受けすること
- 介護休業・介護休暇・短時間勤務などの規定整備(就業規則の作成・改定)
- 40歳到達時の情報提供の仕組みづくり
- 介護に直面された方への対応方針のご相談
- 介護休業給付金の申請、雇用保険の各種届出
- 両立支援等助成金の申請代行
よくあるご質問
Q. 社員に介護の予定がなくても、準備しておけますか。
A. できます。むしろそちらをお勧めしています。就業規則の整備と、40歳到達時の情報提供の仕組みは、該当者が出る前に済ませておけます。実際に相談を受けてから慌てて整えるより確実です。
Q. すでに社員が介護休業に入っていますが、間に合いますか。
A. 間に合う可能性があります。区分によっては、休業が始まった後でも対象にできる場合があります。ただし日数が限られますので、お早めにお電話ください。
Q. 制度を作ると、皆が休んでしまわないか心配です。
A. 介護は本人にとっても負担が大きく、進んで休みたい方はまずいません。実際には「制度があると知らずに辞めていく方」のほうがはるかに多いのが現状です。休業だけでなく、短時間勤務や在宅勤務など働き続けられる選択肢を用意しておくことが、離職防止につながります。
雇用関係助成金は、年度の途中で要件が変更されることがあります。支給が確約されるものではありませんので、助成金ありきで制度を変えるという進め方はお勧めしておりません。会社にとって必要な取り組みかどうかを先にご判断いただき、その取り組みが助成の対象になるのであれば申請する。この順序でご提案しています。
介護で優秀な社員を失いたくない経営者様へ
当オフィスは札幌で、就業規則の整備、社会保険の手続き、助成金の申請代行を一貫してお引き受けしています。
介護との両立支援は、まだ多くの会社が手をつけられていない領域です。だからこそ、先に整えた会社に人が残ります。まずはお話をお聞かせください。お気軽にお電話お待ちしております。
TEL 011-838-2916
受付時間:9:00〜17:30(平日)






